Smart Grid Solution

自律分散型マイクログリッドシステムで再生可能エネルギーの効率的な活用とグリッド間の電力相互融通を実現します。

新しく開発したGPI(Grid Partitioning Inverter)とMGC(Micro Grid Controller)を用いて蓄電池を電力リザーバータンクとして活用し、再生可能エネルギーの最大効率化を実現します。また、系統電力に影響を与えることなく、自律分散制御によるPeer to Peerの電力相互融通を可能とし、施設単位で電力の自給自足を行いつつ、気候変動による災害にも備え、地域全体の電力の最適化を図ります。

GPIとMGCによるシステムは、FIT終了後も太陽光発電システムを活用し、高インピーダンス接続による余剰電力吸収や系統安定化に貢献します。例えば上図の様に、 太陽光発電と蓄電池を持つ需要家はナノグリッドとして短期間の電力の自給自足ができ、複数の需要家の太陽光発電と消費をGPIでまとめればマイクログリッド内の同時同量を実現でき一定期間の地産地消が行えます。また、近隣で一時的に不足する電力は系統に連携した近くのマイクログリッドとの間で余剰電力を融通するスマートグリッドを構成できます。天候不順など中長期の電力不足は電力会社に前もって予約購入することで、電力の安定化に寄与しながら持続可能なシステムとなります。