【電力分離型インバーターGPIとは?】
・ 主系統の電圧と周波数に完全に同期しながら、負荷の電流変動を吸収した電力供給を実現。
・ 蓄電池を電力リザーバータンクとして利用し、主系統と同期した規定電流を受電&放電するのみならず、再生可能エネルギー発電の変動を蓄電池で吸収。
・ 負荷のオン/オフや整流回路のひずみを効果的に緩和する事で主系統の電力品質に影響しない。
・ 主系統障害発生時は無停電で自律に切り替わり給電継続、主系統復帰後は自動連携。

【GPIとMGCで実現するマイクログリッドとは?】
現状のマイクログリッドは電力系統による中央制御が必要であり今後、再生可能エネルギーの大量導入や電気自動車の普及により中央制御が難しくなり、最悪は今般のイベリア半島のブラックアウトなどに至る可能性があります。しかし、マイクログリッドは将来の電力供給の安定化や停電対策、再生可能エネルギーの導入促進、エネルギーコスト削減、環境負荷の低減、そして地域活性化などのメリットから、持続可能なエネルギーシステムとして必要不可欠です。
GPIとMGCで実現するシステムは、現状のマイクログリッドの課題を解決します。
① 再生可能エネルギー導入において、自律分散制御により電力系統の中央制御が不要になる。
② 再生可能エネルギーの大量導入による系統の不安定性を抑制できる。
③ 再生可能エネルギーの導入に起因した化石燃料発電による同時同量と系統の電圧/周波数の維持が緩和されCO2を削減できる。
④ 昼間の太陽光発電の余剰電力を捨てずに、蓄電や融通により効率的に利用できる。
⑤ 蓄電池を活用した電力の保持は、単なるエネルギー供給のみならず「資産」としての価値を持ち、電力融通による新しい地域間のエネルギー共有と経済的メリットを創出する。
【系統電力会社との関係は?】
長期的な電力であるベースロードは系統電力会社に期待し、ローカルなミドル電源やピーク電源はマイクログリッド内で吸収します。ピーク/ミドル電力を吸収できれば⼀般家庭の40A契約は10A契約で⼗分です。一方、系統電力会社は新規の化石燃料発電所の建設コストを削減できるので、CO2削減にも寄与し、また中央制御が不要になったり、同時同量コントロールが緩和されることから人件費の抑制と人材の有効活用が可能となります。さらに、既存の電力インフラを活用した電力融通で託送料など新たな収入源も付加されます。
本スマートグリッドは最終的には系統電力会社のソリューションとして広がることを期待しています。
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